今回の生活知識ブログは、サバイバル知識緊急時の虫食です。
以前昆虫食を紹介しましたが、今回のは更にゲテモノ色が強くなります。
どんな状況であれ食事をしなければ、人は生きて生きていく事が出来ません。
虫の幼虫やワーム(みみず)のような見た目も悪いような虫でさえ食料にする事が出来ます。
今回はそんな見た目が悪いけど、食用に出来る虫を紹介していきます。
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・カミキリムシの幼虫
比較的美味しいと言われている虫です。
真っ白い虫でクリーミーな食感と言われています。
海外での食料ではポピュラーな食べ物として扱う地域も有ります。
採取方法は、雑木林や森林で朽ちた木や、竹の中に居る事が多いです。
朽ちた木であれば斧やナイフ等で木を削り、幼虫を掘り起こします。
枯れた竹であれば、叩き割ると幼虫が出てきます。
食べ方は、焼いても食べれますし、煮ても食べれます。
臭みも少ないので、匂いを消す必要も無い為素材だけの調理で十分に美味しく食べれます。
・セミ
夏の風物詩と言えるセミ、実は食べれます。
アブラゼミやミンミンゼミ等様々な種類が居ますが大体は食料になるので、見つけたら捕獲しちゃいましょう。
しかも昆虫食の中では美味しいとされているから驚きです。
ただ捕獲の際には虫取り網なんかが中々捕獲しにくいので、体力が有る時に捕獲しておくのが良いでしょう。
食べ方はサバイバル時には焼いて食べるのが普通ですが、素揚げで食べると非常に美味とされています。
もし勇気が有る方は、緊急時以外に挑戦してみては如何でしょうか?
・カブトムシの幼虫
カブトムシの幼虫は腐葉土の中にいる事が多い為、クヌギの木の周辺に腐葉土が有ったら掘り起こして探してみましょう。
ただしカブトムシの幼虫は、余り美味しいと言える虫では有りません。
臭みが強く、特にお尻の黒い部分を処理していないとかなり臭く、吐き出してしまう事も有ります。
下処理として、お尻の黒い部分を切り取りってから焼いて食べるのが良いでしょう。
更にいえば2,3日ほど何も食べさせないでから調理すれば更に臭みが消えます。
・クワガタムシの幼虫
生態がカミキリムシの幼虫と似ている為、朽ちた木などから見つかる事が多いです。
カブトムシの幼虫と違い余り臭みが無く美味しい部類の幼虫です。
ただし地中で見つけたクワガタムシの幼虫は、臭みが強いのでカブトムシの幼虫と同じように下処理をしましょう。
こちらも焼くなり、煮るなりして食べる事が出来ます。
・ミミズ
釣りの餌にも使えるので、通常時よりも緊急時に食すのが良いでしょう。
ミミズは常時陰になる場所で、湿った場所を好む性質が有ります。
特に大きな石の下や、倒れた木の下に良く住み着いている事が多いのでそういった場所を見つけたら探してみましょう。
調理方法は、ナイフで開きの状態になるように割き中の土を取り除きます。
軽く水で洗い、焼いたり煮たり火をしっかり通してから食べると良いでしょう。
ただしミミズは住む場所によって味や匂いが変わる事が多々有るようで、本当の緊急時のみ食べる事をオススメします。
個人的にはあまり食べたいとは思いませんが・・・。
以前紹介したバッタよりもハードルが上がりますが、比較的美味しい虫は普段から食べておくのも良いかもしれません。
特にカミキリムシの幼虫なんかは、日本でも食べていた地域も有るようで意外と親しみのある食材です。
薪木を割っていた時に見つけたら食べる事がしょっちゅうあったようです。
・カマキリ
以前バッタは食べれると紹介しましたが、カマキリも食べれる昆虫の一つです。
羽をむしれば、焼く煮る揚げる等のポピュラーな調理方法で食べる事が出来ます。
ただしハリガネムシが規制している事も多い為、流石に寄生虫は食べたくないと思いますよね?
そんな方は、調理する前にカマキリのハラを割いて寄生虫を取り除きましょう。
まぁ実際にはしっかり火を通せばハリガネムシが人体に影響はしないようなので、そのまま食べちゃってもOKです。
味は以外にも美味しく産卵期のメスは卵を持っている為クリーミーだそうです。
・クモ
これは少しばかり度胸がいるでしょうね。
ジョロウグモ等の大型のクモであれば食べごたえも有り、柔らかく美味しく食べれます。
捕獲も比較的容易で、巣を貼っているクモは人間が来てもすぐには逃げません。
調理方法は焼いたり、揚げたりするのが良いでしょう。
特にから揚げにした場合は、足までパリパリで美味しいと言われています。
ちなみに毒クモで有名な「タランチュラ」も食用に出来ます。
調理方法は上記の方法で良いのですが、体毛が固く食べ辛い為一度体毛を焼いて取り除いてから調理するのが良いでしょう。
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・桜毛虫(モンクロシャチホコ)
桜の木を見ると夏の終わりごろ桜の木に群生する毛虫です。
見た目はまんま毛虫ですが、虫の中では非常に珍しい部類ともいえます。
採取方法は毛虫なので取って捕まえるだけですので難しい事は有りませんが、毛が刺さる可能性が有るので直接つかまない方が良いでしょう。
調理方法は、茹で・焼き・揚げどの方法でも美味しく食べれます。
香りを楽しむのであれば、2,3分ほど茹でてから食べましょう。
・ネズミ
こちらはサバイバル食の中では比較的ポピュラーな食材とされています。
捕まえ方は罠での採取が一番楽でしょう。
溺死させるなどで殺してから、頭を落とし皮を剥ぎます。
次に内臓を取り除き、あとは丸焼きにすれば良いでしょう。
食べてるものにより味が変わる為美味しいと言えるかは、採取した場所次第です。
病原菌が心配になる方もいるでしょうが、火が通っていればあまり心配する必要は有りません。
むしろ生焼けで食べない様に、弱火でじっくり焼きましょう。
・カタツムリ(デンデンムシ)
フランスではエスカルゴと言われ食べられている食材ですね。
日本では好んで食べる事は少ないですが、調理さえしっかりすれば美味しく食べれます。
実際美味しく食べるなら捕獲してから、2~3日ほど絶食させてから食べるのが良いでしょう。
緊急時の場合はそのような下準備が出来ませんので、多少の臭みが有りますが食べる事は出来ます。
調理方法は、綺麗に水洗いしてから殻のまま塩茹でにしたり、痛めたりしましょう。
ちなみに近縁種のナメクジも同様の方法で食せます。
ただカタツムリとナメクジどちらにも言えるのが、寄生虫の危険性です。
サバイバル食の常識ともいえますが、絶対に火をしっかり通してから食べましょう。
・サソリ
日本には生息していないので、まず食べる機会が少ないでしょう。
海外のジャングルや、砂漠でのサバイバル時には結構ポピュラーな食材です。
流石に毒針はナイフで除去してから調理して下さい。
種類によってはひとたまりも有りません。
直火で焼いてそのまま食べるのが良いですね。
・ヤシガニ
日本では沖縄に生息するヤドカリの仲間です。
海の近くに生息する為、無人島なんかに漂着した時なんかは狙ってみるのもオススメのようです。
サバイバル食と言えるのか微妙なくらい海外ではポピュラーな食材で、非常に美味しいと言われています。
ゲテモノ色が強いサバイバル食材の中ではかなりマシな一品です。
ただし捕獲時にはハサミに気を付けて下さい。
指であれば簡単にちょん切っちゃう程パワーが有ります。
・シロアリ
こちらも日本というよりは、海外でのサバイバル食材です。
巣をつつけば大量に捕獲可能な食材で、ジャングル等で迷った際には見つけたらその場で食べておきましょう。
非常食としてかなり優秀な部分として、生食が出来るという事です。
ただ生息している地域によって、多少臭みを感じるかもしれません。
どうしても気になる場合は、軽く炒ってから食べると多少は食べやすくなります。
・ムカデ
正にゲテモノ食の極みといったところでしょう。
はっきり言って食べたくもないですし、オススメもしたくないです。
実際食べても美味しくない食材です。
頭に毒を有する為、頭を切り取ってから直火で焼いて食べましょう。
中国では漢方薬として、乾燥させて粉末にしてから飲み薬にしているようです。
いままで紹介してきた食材がどうしても見つからなかった時に最後の手段として食べて下さい。
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